今回はアフリカ出身のダンサーでシンガーの ニャマ・カンテ(NYAMA KANTE) の公演だ。
そのコンサートだが、日頃聞き慣れない感じの歌はともかく、本人のキャラが強烈だ。
脳天気なアフリカのねーちゃん?というか、年齢不詳の宇宙人?
あえていうなら、ボブ・サップの女版か?
何を書いて良いのか分からん。
「アフリカではアイドルだった」らしいが、日本人民俗学研究者と結婚して現在は東京に住んでいるそうだ。
コンサートに先んじて、夫である文化人類学者、鈴木裕之さん の レクチャー があった。
これが秀逸で、みんぱくの週末セミナー始まって以来の客の入りだった。
彼によると、
アフリカは長らく文字文化がなかったため、口承文芸や歴史を歌に乗せて来た。
喜びや悲しみのみでなく憎しみや呪いも歌にしてきたそうである。
よくある「楽しげに歌い踊る脳天気なアフリカ人」というイメージは“暗黒大陸”の延長上にある偏見だというのだ。
とにかく、いろいろ楽しめたイベントではあった。
ラベル:音楽