ガン免疫より以前に「抗体のクラススイッチの解明」というやはりノーベル賞級の発見があった本庶先生。
今となっては、そちらが忘れられた感があり、ガン研究者のような扱いだ。
つくづく有名な賞は人への評価を変えるものと感心する。
それにしても、「オプジーボは夢のクスリ」と言いまくるニュース・新聞の多いことよ。
オプジーボとは 小野薬品 の発売したPD-1 抗体薬品の商品名だ。
本来の物質名は、 ニボルマブ (Nivolumab) という。
どちらも耳慣れないし、そんなのどうでもいいという人もいるだろう。
しかし、考えてみれば、これはグルタミンソーダと商品名「味の素」の関係になる。
旨味の成分グルタミン酸をニュースで「味の素」と呼んだら不正確だろう。
ましてNHKまでが「オプジーボは画期的」を連発する現状。
今さら言い換えられないので開き直っているようだ。
はっきりしているのは、株価も上がって小野薬品の笑いが止まらないことだ。
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