一極集中も甚だしいが、そのキャパシティにも限界がある。
ゲリラ豪雨や首都直下地震の危険性も指摘され、各機能を切り離したほうが良いというのは昔から言われてきた。
計画的な首都建設といえば、ブラジリアやキャンベラを思い浮かべる。
ブラジルやオーストラリアのような広大な国土ではない日本では、新たな原野の開墾などは無理だろう。
そこで政治的な機能のみをコンパクトに移転する。
条件として、国際的・国内的に交通の便が良く、災害(地震や気象)の少なそうなところだ。
可能なら高地でなくかつ風光明媚な開けた場所が望ましい。
そう考えていたら、ぴったりの場所が見つかった。
滋賀県の琵琶湖東岸、 東近江市 を中心とする土地だ。
野洲から米原にかけてのあたりといってよい。
このあたりは結構な面積があり、東京23区以上になる。
琵琶湖や比叡山を望む田園地帯だが、JR東海道線、東海道新幹線、東名高速、国道1号・2号すべて通っている。
とはいえ、新幹線の車窓から望む風景は、のどかそのもの。

琵琶湖の東側は古くから京と東国をむすぶ大動脈だった。
その軍事的重要性から戦国時代の争いも多かった。
徳川の重臣井伊家や石田三成の居城も近隣の彦根にあった。
信長が安土城を築いたのも分かる気がする。
このあたりは海から遠く津波の心配はなく、山地の直下でもないので大雨時の土砂災害もない。
地震もあまり起きそうにない(ホント?)。
難点として空港からの距離があげられる。
新たに空港建設する余裕はないだろうから、関西空港から高速の鉄道を考えてもらうくらいか?
観光地でなく政治機能の移転だけなら、それで十分ではないか?
これ以上の「首都候補」はない!と悦に入っている。
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