海外でも散々な叩かれようだが、ある意味遅すぎたと言える。
平和の祭典であるオリンピックが儲かる事業である点がまずおかしく、その甘い汁を吸っている森氏が自分から辞めるわけがない。
都知事を辞めて妙に生き生きした 舛添要一 の主張である。
それにもまして実感するのが、この手の「老害実力者」の存在だ。
年を取っても現役時代の栄光を振りかざし、いつまでも引退しない。
自ら後輩を育てず、上がってきた者の邪魔をして地位を譲らない。
だいたい「余人をもって代えがたい」などという人間はこの世にほとんどおらず、たいてい代わりがいるものだ。
本日最終回の『麒麟が来る』で信長が討たれたが、それでも代わりの天下人は出てくる。
後輩に対してパワハラ常套だから、当然セクハラも大好きで、今回の発言に繋がっている。
たまに若者に指摘されると、高須医師のように「年長者いじめ」と弁護する輩が出てくる。
こうしたゆがんだ儒教と封建的家長主義は、皮肉なことに日本以外では北朝鮮・中国という宿敵に通じる。
世界の非常識を海外から指摘されるとオダオタして逆上するのも毎度のことで、最後には「日本は特別な国」と開き直るのだ。
たしかに日本は、新型コロナワクチン接種を開始していない G7 唯一の国であり、開発見込みのない「国産ワクチン」に多額の税金をつぎ込む特殊な国である。
古式な印章文化を守り、教育現場でもデジタル文化に対応できず他国から離されていく。
これらは既得権を守る老人が新しい常識に対応できないことの結果だろう。
日本の各地・各業界にいる森喜朗のような人物が、こうした堕ちた日本の象徴なのだ。
そして先進国から滑り落ちていく日本の象徴でもある。
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