「本能寺の変」に至る経緯が複数の要素で描かれ、今までありそうでなかった時代劇だった。
もはや明智光秀を「主君殺しの謀反人」と思う人はおらず、むしろ理想の国を目指した知的な人物というイメージが定着したのではないか?
押し込みのような「赤穂義士」に殺された吉良上野介(地元では名君)の名誉回復も望みたいものだ。
『麒麟が来る』における信長像もユニーク。
信長にとって、光秀は天下統一をして争いのない世の中を作るための片腕。
したがって、無理を言っても、光秀への承認要求があるかのようだ。
演じた染谷翔太は「信長はひたすら光秀ラブですよ」と言っていた。
実際に光秀は秀吉以上の大大名に出世している。
いわば、光秀は超ブラック企業のワンマン経営者に気に入られた社員なのだ。
実は私にも似たような経験がある。
社長のパワハラで次々と辞める社員続出のブラック会社に勤めていた。
しかし私は社長のお気に入りで、結構おいしい思いをしていた。
そこはブラック企業の常套で、会社のデータはいい加減で売った商品にも問題が...
私は身の危険を感じ会社を辞めたが、2年後に同社は倒産。
いつの時代もブラックな組織は長続きしない。
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