実際、丹波黒豆の煮豆でもスーパーで結構手軽な価格で買える。
それに対して、自分で煮ると苦労した割に煮崩れたり皺が寄ったりと碌なことがない。
ところが最近、内野聖陽と西島秀俊がゲイカップルを演じる 映画 を観て真似したところやけに巧く(旨く)できたのである。
このシリーズ(もともとTVドラマ)、西島演じる普段はゲイを隠す弁護士が講釈をたれながら料理を作るのが見せ場の一つらしい。
そこで煮豆をやっていた。
材料は豆、砂糖、醤油のみである。
ニセコの農家から買った貴重な黒豆を使うので無駄にはできない。
西島弁護士の説明は簡潔なのだが「ときどき差し水をしながら丁寧にアクを取り 8時間煮る」というのがシンプルでいてかなりの負担。
これで失敗したら苦情の一つも言ってみたくなる気分でやってみたら、これが大成功!

乾燥豆 150g に砂糖 100g 弱と指定より少し減らしたが、十分旨い。
皺もよっておらず柔らかさも適当。
とはいえ、フジッコの煮豆もそこそこ旨い現状、こうまでして豆を煮る価値があるのか?
ガス代や手間を考えると、おせちを買う人の気持ちが改めて分かるのである。
ラベル:グルメ